
「手相」のやり方
手相は、手のひらの線や肉付きを見て、その人の運命や性格、生まれ持った才能などを読み取ります。
手相の「相(そう)」は、ものの形のことで、もともとは占いの1つの分類である「相術」から来ています。ものの形や姿を見ることで、運勢や吉凶を占います。
手相を見る時に基本となるのは、生命線と感情線、頭脳線の3本。その他爪の形や肉付き、指の関節、指紋などからも占われます。
その人の運勢や、考え方、行動が変わると手相も変わるといわれています。
「手相」の歴史
手相は、約4000年以上前の古代インドが発祥といわれています。
インドから中国に伝わった後に、平安時代に仏教伝来とともに日本にも伝わりました。
ギリシャのアリストテレス「自然論」の中にも、手の読み方が記述されていたと言われています。
手相にはアジア大陸で伝えられた東洋手相術と占星術の理論に基づいて西洋で発達した西洋手相術があります。
現在日本で行われている手相占いは、明治時代末期から大正初期に西洋文化とともに伝えられた西洋手相学のほうが主流となっています。
「手相」では何が占えるの
手相の基本となるのは、生命線、頭脳線、感情線の三線です。
生命線は、親指の付け根の上から、手首のほうへ向かっている線です。
その長さ、カーブから寿命や生命力を見ることができます。
感情線は、小指の下から人差し指に向かって横に走る線です。
性格や恋愛傾向を表し、感情面を見ます。
頭脳線は、親指と人差し指の間から出て、感情線と生命線の間をななめに走る線で、直感型、熟考型などの考え方、才能などを表しています。
その他に運命線、結婚線、財運線、太陽線などがあり、それぞれの線の様子や手の肉付きの様子などから知りたいことを総合的に判断します。